桜の花びらが舞い、春の訪れを告げる季節になりましたね、デザイナーのyamadaです。
今回も「デザイン分科会」の議事録シリーズをお届けします!
第5回目となる今回はサイト制作を行う上でデザイナーが持っておかなければならない考え方や意識しなければならないことについて話し合いましたので、そちらをご紹介していこうと思います。
Webサイトを作る上でアニメーションの動きを脳内でシミュレーションすることは非常に大切です。お客様とのイメージの共有をした後、コーダーに渡す前には、デザインがアニメーションを考慮したものになっているかを再度チェックするように心がけています。スクロールアニメーションで要素が出てくる時に、背景素材が変な切れ方をしていないか、欠けている要素がないかを意識するようにしています。
また、ティザーサイトから本サイトに移行する際に情報量が増えた場合のコンテンツの伸びをどう処理するか、背景をパターン化するのかマスクで切るのかなど、コーディング時に起きうるリスクを想定しながら作らなければなりません。
WPを導入したサイトをデザインするときに注意しなければならないことがあります。それはお客様一人ひとりのWeb知識のレベルは異なるということです。
デザイナーはお客様のWebに関する知識を配慮した上で、WordPressのカスタマイズの度合いを調整し、わかりやすく運用しやすいデザインを心がけなければなりません。コーダーが実装した後の管理画面も必ずチェックし、更新や運用がしやすいデザインを考えることが、デザイナーとしてのスキルアップにもつながります。
サイト制作をする上で、サーバー負荷を考えるのは非常に大切なことです。高解像度の画像や動画、アニメーションを多用するとサイトが重くなる原因になります。
特にエンタメサイトでは、作品の世界観を演出するためにこれらの要素を活かしたいところですが、サイトが重くてはアクセスしづらくなってしまいます。
デザイナーとしては、見栄えの良いサイトを作るのはもちろんですが、ユーザーが快適にサイトを閲覧できるようにすることを忘れてはいけません。
また、お客様のサーバー環境やサイトがどういった形でローンチされるのかも頭に入れておかなければなりません。
特に人気タイトルを扱ったサイトの場合、かなりの数のユーザーが来ることが予測できるため、そういった状況下でサーバーが重くなったり落ちてしまわぬように、サーバーの負荷についてもデザイナーは意識しておくことが大切です。
イロコトの文化として、デザイン作成前には基本的にイメージボードを作るようにしています。
ただ毎回作るわけではなく、お客様の要望が抽象的な場合や、参考になるサイトがない場合に、お互いの完成図を明確化するためにイメージボードを作成します。
イメージボードは社内共有用に作ることもあり、自分の頭の中でイメージが定まっていない時に、ピンタレストや参考サイトをキャプチャーしてアートディレクターに共有し、デザインの方向性をより明確にして効率的な制作を目指すようにしています。
ということで、今回はデザインをする上での考え方など社内の意識共有をする分科会となりました。
次回の「デザイン分科会」をお楽しみに!
yamada
Webデザイナー