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トライデントコンピュータ専門学校にてエンタメ系Web制作についての講義をさせて頂きました

2021.07.06
2021.07.07
  • お知らせ
河合塾学園トライデント専門学校での講義の様子

イロコト代表の穂刈です。
最近は藤井風さんの曲を良く聞きます、生まれ変わったら藤井風さんになりたいです。

 

さて先日、学校法人 河合塾学園 トライデントコンピュータ専門学校様にて、ゲーム・アニメなどのエンタメ系のプロジェクトに強いWeb制作会社として講義をさせて頂きました。

 

過去、講演という形でお話することはあったのですが、講義という授業型でお話させて頂くことは初めてでしたので、少しでも現在の 学生の皆様にお役に立ちたいと考えた所、「ゲーム・アニメなどのエンタメ作品がどのような過程でWebサイトになっていくか?」であれば興味を持ってもらえるかな?と思いまして、守秘義務に気をつけながらお客様の事例も交えてお話しました。

 

アニメ・ゲームなどのエンタメ系のWebサイト制作の特徴としては、

・短納期になってしまうことも多い
・予算に限りがある中で出来る限りご要望に答えなくてはならない
・頂いた素材に加工を入れられない中で、どう魅せるかの工夫が必要

等々があるかと思うのですが、変に良い面ばかりを見せようとするのではなく、厳しい面も含めリアリティを持ったお話をしました。

 

Web制作のお仕事・エンタメ系のお仕事は、素晴らしい側面も多くありますが、決して万人にオススメができるというお仕事でも無いと思っておりますので、どのような良い面・悪い面があるのか?というのを理由を沿えてお話できるように努めました。

 

意外にもプレゼンテーション以外の具体的な事例を聞きたいという意見も多かったので、弊社も良い刺激になりました。

 

授業を終えて、学生の皆様からまさかの手描きで感想文を頂きまして非常に驚いたのですが、1人づつのご返信は数が多すぎるので、この場で学生の皆様へのご返信とさせて頂ければと思います。

 

講義を受けて頂いた学生の皆様へ

先日は、講義の方を受けて頂きましてありがとうございました。私の年齢は40近いので、20代前後の若い皆様にお話しをすることに緊張もありましたが真摯に聞いて頂けたことに感謝いたします。長々とお話しさせて頂きましたが、あまり整理して話せていなかったこともあるので、改めて私の方で伝えたかったことを追記しましてまとめてみました。

 

1・エンタメのお仕事こそ感覚でやらない。論理的にやる。

講義の様子その1

ゲーム・アニメ・映画・イベントなどなど、エンタメにも多くの細かいジャンルが存在しますが、残念ながら全てのプロジェクトが上手くいくという訳ではありません、様々な要因や事情があった中で、成功するプロジェクト、そうでないプロジェクトも存在しています。皆さんが体験している成功しているであろうプロジェクト作品は、それはもう様々な奇跡や 多くの人達の頑張りの結果だったりしています。

 

そんな中でのエンタメ系Web制作というお仕事は、お客様の大きなプロジェクトのほんの一つに過ぎないのです。なのでお客様がWebサイトに関してのプロフェッショナルという訳では無かったりします。

 

だからこそ、弊社のようなエンタメ系に強いと言い張っている制作会社は、プロとしてお客様のプロジェクト成功率を少しでも上げられるようにする必要があると思っています。そのためには「何となくの感覚」で仕事をしちゃダメで、「論理的な考え」で仕事をしなければいけないです。

 

・何故そのデザインなのか?
・何故そのような技術やツールを選定するのか?
・何故その金額なのか?

 

全てに理由を持てないといけません。

 

アニメ・ゲームなどのエンタメ作品のWebサイトを見にくるユーザーは、Webサイトそのものを見に来る訳ではなく、あくまでWebサイトに掲載されているコンテンツを見に来ています。だからこそ弊社のような会社は論理的にエンタメ作品の良さを引き出して、Webサイトを通してユーザーの方へお届けできるようにするべきだと考えています。

 

この「論理的な考え方を持つ」ということは、エンタメ作品に限らず、全ての仕事おいて重要なはずなので、学生の皆様は、自身の制作物において論理的な説明ができる訓練をしておけると、将来の役に立つと思います。

 

2・自分の頭で考え判断して行動できるようにする

講義の様子その2

今後の社会において、より情報量は増えていくことになると思います。学生の皆様が殆ど持っているであろう、そのスマートフォンや PCで世界中の多くの情報にアクセスすることが出来るというのは素晴らしいことです。

 

ただ一方で情報量が多すぎるために、何の情報を信じればよいか?どの情報を選択すればよいか?が、分かりづらくなって来ている世 の中でもあります。

 

世の中に、「完全に正しい」「完全に間違っている」と白黒がついていることは意外と少ないと思っています。「一部は正しいけど、 一部は間違っている」「特定の誰かであれば良いものだけど、特定の誰かであれば悪いもの。」などというケースばかりですし、「誰かが言っていることが必ずしも正しいとは限らない」のです。誰かにとっての正解は、誰かにとっての不正解だったりします。(J- POPの歌詞みたいですが。)

 

では、どうすれば良いか?というと、これはもう「自分の頭で考えて判断する」しかないんです。

 

自分の頭で考えて判断できるためには、様々な角度から情報を取得し物事を見る必要があります。そのためには様々な人の意見を聞き、分析し、考えて「自分なりの答え」を出し続ける経験が必要になってきます。

 

いま皆さんがいる専門学校は、そんな「様々な人の意見を聞け、知識を増やし、行動に移す訓練がしやすい場所」なはずです。専門学 校を卒業したから誰もが活躍できるという訳ではなく、専門学校で覚えた知識や経験や仕組みを活かせた人が活躍できるというのが現実ではないでしょうか。

 

「自分の頭で考え判断して行動できるようにする」というのは意外と難しいと思います、いま専門学校にいるのであれば、これを意識 した上で、経験/知識を増やしていけると将来活躍しやすくなると考えています。

 

3・クリエイティブな仕事をしていきませんか?

講義の様子その3

「クリエイティブな仕事とは何か?」というと、私は「無いものから有るものを創ること」だと思っていて、今後の社会ではこの「クリエイティブな仕事」が非常に重要になっていくと考えています。

 

Web制作関連の仕事は、

・プロデューサー/営業
・ディレクター
・デザイナー
・フロントエンドエンジニア
・サーバーエンジニア
・プログラマー

などなど、様々な職種がありますが、どんな職種でも「クリエイティブ」な側面が存在していて、創り出す人は全てクリエイターだと思っています。

 

例えば営業1つとっても、「既にある営業資料をただお客様に渡す」のは何のクリエイティブ性もありませんが、「お客様によりサービス価値を分かってもらうための営業資料を作る」というのは非常にクリエイティブ性の高いお仕事です。

 

デザイナーでも「お客様から渡されたワイヤーフレーム通りにPhotoshop/XD/Figma等のツールでデザインをする」のはクリエイティブなお仕事ではなくオペレーション(作業)で、「ワイヤーフレームは理解をしつつも、お客様のためになる自分なりのアイディアを入れ込むデザインをする」というのがクリエイティブ性の高いお仕事です。

 

「他の誰かじゃないあなたじゃないと考えられないこと」「あなたなりに考え抜いたこと」にこそ、高いクリエイティブ価値があります。

 

クリエイティブで誰かに認めてもらいお金を頂くことは非常に難しいことですが、だからこそクリエイティブの価値は大きいし、クリエイティブの力で世の中は少しでも良く出来ると考えています。

 

ぜひ様々な経験を通して、クリエイティブなお仕事をしていってもらえればと思いますし、弊社も更に良いクリエイティブ組織を目指して頑張っていきます。皆様が社会人になったらどこかでお会いできる日を楽しみにしております!

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